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内臓脂肪

メタボ進める遺伝子発見 京都府立医大グループ

 肥満や、内臓脂肪がたまるなどのメタボリック症候群の進行に関わる遺伝子を、京都府立医科大の池田宏二助教や赤壁佳樹医員らのグループが新たに見つけた。肥満などの治療薬開発につながる成果で、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズで11日発表する。
 グループは、血管新生を抑えるタンパク質ARIAを見つけている。ARIAが脂肪組織の血管内皮で活性化していることから、肥満との関係を調べた。
 ARIAを作る遺伝子を欠いたマウスは高脂肪食を与えても太りにくく、通常のマウスと比べ内臓脂肪が約半分の量だった。脂肪組織で血管新生が進み、脂肪の燃焼やインスリンの働きを助けるホルモンの分泌が促進されているらしい。
 通常食でも通常のマウスに比べ体内でインスリンがよく働いており、血糖値が上がり過ぎることがなかった。
 池田助教は「ARIAの働きを抑える薬剤は、肥満やメタボリック症候群の予防薬として期待できる。心筋梗塞(こうそく)などの血管障害が起こっても、血管新生を促して血流を改善する効果が期待できる」と話している。
京都新聞 9月11日(水)9時19分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130911-00000003-kyt-l26

75年当時が最も健康的=食事メニュー再現、マウス実験―内臓脂肪抑制・東北大など

 日本の家庭の標準的な1週間の食事メニューを1960年から15年おきに再現して凍結乾燥し、マウスに与え続けたところ、75年当時の食事が最も内臓脂肪を蓄積しにくく、糖尿病のリスクが低いことが分かった。東北大と岡山県立大の研究チームが実験した成果で、24日から仙台市で開かれる日本農芸化学会で発表する。

糖尿病を予防する

 東北大大学院農学研究科の都築毅准教授(脂質生化学)によると、75年の食事は現代と同様の2005年の食事に比べ、たんぱく質や脂質を魚介類や植物から多く摂取し、相対的に肉類や牛乳・乳製品が少ないほか、ワカメやヒジキなどの海藻が多く、バランスが取れている。60年の食事は米が非常に多く、塩分が多かった。

長寿を科学する!

 都築准教授は「日本人の長寿は食事が良いからと言われてきたが、食の欧米化が進み、生活習慣病が増えた。納豆やココアなど健康に良いとされる食品の流行を追ったり、サプリメント(栄養補助食品)に依存したりするより、食事の中で多様な食材を少しずつ取ることが重要だ」と話している。 

 厚生労働省の国民健康・栄養調査に基づき、管理栄養士の指導で60年、75年、90年、05年の朝昼夕計21食分を再現。凍結乾燥、粉砕し均一にした粉末をマウスの通常の餌に3割分混ぜた。マウスは老化が早く、寿命が通常の半分の1年程度のタイプで、各年の食事ごとに雄8匹ずつ4グループに離乳後から高齢期まで8カ月間、この混合餌を与えた。

 その結果、平均体重は05年のグループを100%とした場合、90年は99%、75年は89%、60年は100%だった。内臓脂肪量も05年に比べ90年は77%、75年は46%、60年は86%で、75年が大幅に少なかった。

 75年の血糖値は05年の82%、血漿(けっしょう)中のインスリン濃度は29%にとどまり、インスリン濃度が低くても血糖値が正常に保たれていた。肝臓で脂肪の分解や燃焼を担う遺伝子の働きも75年のグループが最も良かった。
時事通信 3月13日(水)15時39分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130313-00000103-jij-sctch
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