【森本未紀】朝食を食べたり食べなかったりする人は、毎日食べる人よりメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)になるリスクが女性で4倍以上、男性では2倍近く高くなるとの調査結果を、東京慈恵会医大総合健診・予防医学センターの和田高士教授がまとめた。14日の日本内科学会で発表する。

 和田教授は、2004年から09年までに同センターで人間ドックを受けた人の記録を調べた。腹囲は女性80センチ、男性85センチを基準とし、脂質、血圧、血糖値を調べて診断。初回は基準を超えていなかった30~59歳の男女6104人について、その後メタボになったかどうかを1週間のうちに朝食を食べる回数別に分析した。



 その結果、男女とも「週2日」の人が最もリスクが高かった。ほぼ毎日食べる人と比べて女性では4・5倍、男性では1・9倍。ほとんど食べない人は、男女とも毎日食べる人とほとんど変わらなかった。
朝日新聞デジタル 4月8日(月)6時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130408-00000002-asahi-sci