夏は少しの運動でも汗をかくためやせやすく、逆に冬は太りやすい気がしてしまいますね。

 しかし、実は逆です。夏よりも冬のほうが基礎代謝が高く、やせやすいのです。

 基礎代謝とは、運動をしていなくても細胞を維持するためだけに消費されるカロリーのことです。一日の消費カロリーのうち、実に70%がこの基礎代謝です。

 冬は気温が低いので、体温を保つため、人の体は一生懸命にカロリーを燃やして熱を作ります。だから、冬のほうが基礎代謝が高くなります。

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 ……ではなぜ「冬は太りやすい」と思われているのでしょうか?

 それには二つの原因があります。

 ひとつは「運動不足」です。

 冬は寒いため、どうしても外に出て運動をしたり、歩いたりする時間が短くなりますね。特に年始は、寝正月で過ごしてしまうこともあります。

 では、冬に運動不足にならないためにはどうすればよいのでしょうか?

 一番のおすすめは、エスカレーターやエレベーターを使わずに、階段を使うことです。階段を上がる運動は、「大腿(だいたい)四頭筋」と「大臀筋(だいでんきん)」という大きな筋肉を使う、キツめの運動なのです。

 一日5分間は階段を上がる時間を作るようにするとよいでしょう。

 二つめの原因は「暴飲暴食」です。

 年末年始は宴会が多く、摂取するカロリーが増えがちです。

 宴会のときは、お酒の量よりも「つまみ」に注意しましょう。

 揚げ物、肉類、炭水化物はなるべく避け、サラダ、キノコ類、たけのこ、こんにゃく、しらたき、海藻類(ひじき、わかめ、こんぶなど)など、食物繊維の多いつまみを食べるようにすれば、だんぜん太りにくくなります。食物繊維はたくさん食べてもカロリーが限りなくゼロに近いので、安心して食べましょう。

 逆に、シメのラーメン、うどん、お茶漬けなどの炭水化物は、控えるとよいでしょう。

 標準体重ならばあまり気にする必要はありません。しかし、太りすぎると体内の活性酸素が増えて体の“サビつき”が進行し、老化が進行します。

 「肥満=老化」と思って注意しましょう。

 ◇プロフィル

 澤田彰史(さわだ・あきふみ)。東京警察病院医師、美肌マスター。日本抗加齢医学会専門医、NPO法人日本サプリメント評議会評議員。同院以外でも、形成外科・美容外科から、寝たきり老人の訪問診療まで幅広く医療に従事。「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)などのテレビや、雑誌・新聞の連載も受けもつ。“かしこくむだなく、シンプルアンチエージング”をテーマに、ドクターズコスメやサプリの企画開発を行う「ARGON Co.Ltd」の顧問医も務めている。

毎日キレイ 12月22日(土)15時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121221-00100040-maikirei-hlth